Softbank 4G

Android活用サイトAPPmaxの用語解説コラム「今さら聞けない!スマホ用語」。今回解説するのは「Softbank 4G」だ。

Softbank Mobileといえば「iPhone 4S」における通信速度の理論値と実速度や、auとの通信速度比較などに注目が集まりがちだが、2011年9月に行われたSoftbankの発表会で公開された新サービス「Softbank 4G」をご存知だろうか?

ドコモの「Xi(クロッシィ)」とKDDIの「WiMAX」に真正面から対抗できる通信サービスである「Softbank 4G」について知っておけば、今後のSoftbank Mobileへの期待と、来る「第4世代」のモバイルブロードの世界の準備も万全だ。

■日本初のTD-LTEを採用した最新の通信網
Softbank 4Gはウィルコムが開発を進めていたXGP(eXtended Global Platform)方式と呼ばれるデータ通信をさらに高度化させた、Softbank Mobileが提供する通信サービスの名称。通信速度は下り最大110Mbps、上り最大15Mbpsとなる。XGPはウィルコムが採用していた通信サービスだったが、ウィルコムの会社更生法申請に伴いソフトバンク傘下であるWireless City Planning(WCP)がサービスを継承している。

採用している通信規格はTD-LTE。TD-LTEとは、データの送受信を同時に行える「TDD方式」を採用しているLTE規格であり、2011年10月現在の日本ではまだサービスの開始されていない最新の規格だ。

■テレビCMで流れている「ULTRA SPEED」とは違うの?
ソフトバンクの2011年冬-2012年春モデルのスマートフォンのうち、「ULTRA SPEED」という高速データ通信サービスに対応した機種が4機種発表された。これらのスマートフォンは、ウルトラマンが出演しているテレビCMで放送されているモバイルルータ「ULTRA WiFi SoftBank 007Z」と同様の高速データ通信がスマートフォンからも利用できる、というものである。

ULTRA SPEEDは通信規格「DC-HSDPA」を採用している。DC-HSDPAは3G回線を二重に使用することで高速データ通信を可能にする手法なので、次世代の4G回線を使用しているSoftbank 4Gとは異なる規格となる。

■注目はスマホにも適応されるかどうか
今回発表されたSoftbank 4Gのモバイルルータは、Softbank 4Gのテスト運用でのサービス提供であり、本格的なSoftbank 4Gのサービスインは、2012年2月の予定だ。

注目したいのは、本格的なサービスインによるSoftbank 4Gに対応した機種が発売されるかどうかだが、もし発売されるなら、下り最速110MbpsのSoftbank 4Gは競合であるドコモの「Xi」やKDDIの「WiMAX」を理論値で突き放すのはもちろんだが、もっとも期待されるのが、LTEサービスでの通信品質だろう。

Softbank 4Gにより、通信品質の改善が実現できれば、SoftBank Mobileの新しい飛躍もそこから始まるだろう。

記事執筆:久野 太一


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